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不動産売却において「販売図面」はお見合い写真!~綺麗にかつ丁寧に作ってくれる不動産会社を選びましょう~
不動産売却では、売却不動産の写真・間取図・物件概要・アピールポイント等を1枚の「販売図面」に集約して買い手にアピールすることになります。
販売図面はいわばお見合い写真のようなもので、買い手にお渡しする販売図面の出来栄えによって、不動産売却の結果を左右するといっても過言ではありません。
見やすくかつ綺麗に作り込まれている販売図面だと買い手の印象も良く、内覧に繋がる可能性が高くなります。
今回は、どのようなポイントをおさえて販売図面を作成してもらえばいいのかを解説させていただきますので、不動産を売却する際の参考にしてみてください。
目次
・ 販売図面とは?
・ 販売図面に記載する項目
・ こんな図面に注意!
・ 私が販売図面の作成でこだわるポイント
・ まとめ
販売図面とは?
前述したように、販売図面とは買い手にお渡しする書類で物件の情報を集約したものです。販売図面は、売却を依頼した不動産会社が作成し、レインズ(東日本流通機構)に登録を行います。
他の不動産会社は、自社の買い手に物件を紹介する際にレインズに掲載されている販売図面をお客様に渡し物件の紹介をします。
販売図面は、いわばお見合い写真のようなもので、買い手に見られるとても重要な書類となります。そのため、販売図面の出来栄えが売却の結果を左右するといっても過言ではありません。
販売図面に記載する項目
まず販売図面に記載する項目は、以下の10項目です。
■価格
■交通(利用駅、徒歩距離)
■物件名
■住所
■物件概要
■写真
■間取図
■アピールポイント
■周辺の施設(ライフインフォメーション)
■仲介会社の情報
写真やアピールポイントなどは不動産屋さんの実力が出る部分なので、やる気や知識、経験やセンスなどが一目瞭然となります。
こんな図面に注意!
こんな販売図面には注意が必要です。
例えば…
●外観写真や共用部分しか掲載してない販売図面
●写真が曇っている販売図面
●アピールポイントの記載がない販売図面
●写真が0枚の販売図面
●切り張りで手書きの販売図面
●地図と間取図しかない販売図面
●デザイン重視で内容が薄い販売図面
上記のような販売図面だと売れる物も売れません。不動産会社によっては、「本当に売る気があるのか?」といった図面を作成している会社も目にします。
ではなぜ、このような図面を作るのか。
レインズを通して他の不動産会社に買い手を見付けられてしまうと「片手仲介」になるため、「両手仲介」ができずに依頼を受けている不動産会社は儲からないからです。そこで販売図面を適当に作り、他社のお客様が物件を気に入らないように妨害しようとします。
片手仲介:他の不動産会社が買主を見つけてしまうと、売主からしか仲介手数料が貰えない
両手仲介:自社で買主を見つけられれば、売主・買主の両方から仲介手数料を貰える
こういった悪質な不動産会社も多くいますので、不動産売却を依頼する前にその不動産会社がどういう販売図面を作っているか、過去に作成した図面を確認するようにしましょう。
私が販売図面の作成でこだわるポイント
ここからは、私が販売図面を作成する上でこだわっているポイントを解説させていただきます。
・青空の外観写真
・綺麗な写真を最大限掲載する
・利用できる駅やバス便を細かく記載する
・間取図は、細かい箇所まで見えているか
・リフォーム、修繕履歴も記載する
・駐車場の状況
・売主様からヒヤリングした魅力を記載する
私が作成する販売図面では綺麗な写真を数多く掲載し、一般の方が見て興味が引かれるように見やすさを重視して作成しております。またアピール文を売主様と一緒に考えて作り上げていくため、販売図面を作成するだけでも数時間かけて作業します。
皆様もマイホームを売却するなら、販売図面にも力を入れて一生懸命に作ってくれる不動産会社を選んでみてください。不動産会社選びの一つの基準として「販売図面」を確認してみるのがよろしいかと思います。
まとめ
不動産売却において「販売図面」の重要性をご理解いただけたでしょうか。
残念なことに販売図面に力を入れて作成していない不動産会社が多く存在します。
※レインズから資料をダウンロードすると残念な販売図面が多く見受けられます。
ご自身が不動産売却を依頼される際には、「販売図面を綺麗に作成してくれるか」をチェック項目に入れていただき、不動産会社選びを進めていただければと思います。