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不動産売却の不動産会社・担当者の選び方!~不動産会社・担当者を査定する~

不動産は不動産会社に査定してもらいますが、その不動産会社や担当者を選ぶ際は、お客様が「不動産会社・担当者を査定する」ことを意識してみてください。

不動産売却において不動産会社・担当者選びは、売却の結果を左右する一番大事なポイントとなります。

今回は、どの不動産会社が良いのか、どんな担当者が良いのか、不動産売却を依頼する不動産会社・担当者を選ぶ方法や選定基準をご説明させていただきます。


目次

不動産会社の選び方

担当者の選び方
-- 1.机上査定で書類選考
-- 2.訪問査定で最終審査

訪問査定で見るべき担当者の素質
-- わかりやすい説明ができるか
-- 見た目も大事

こんな担当者にはご注意を!
-- 顧客の要望を聞かない
-- 嘘をつく
-- 知ったかぶりをする

まとめ

不動産会社の選び方

不動産の売却には、不動産会社の存在が不可欠となります。しかし、不動産会社はコンビニの数ほど存在するため、売主様の多くの方はまず不動産会社選びで悩まれると思います。

この時に重要なのが、売却の実務を行うのは「担当者」であるという点です。そのため、不動産会社を探す際は、実質的には「どの担当者に依頼するか」という観点で選ばれることになります。

担当者の選び方

担当者を選ぶ方法として適しているのが査定です。不動産を査定してもらう担当者を、逆にお客様が査定するつもりで臨んでみてください。

担当者を選ぶ過程としては、「机上査定」と「訪問査定」をそれぞれ一時選考、二次選考と捉えていただくと分かりやすいと思います。

一次選考:机上査定で会社を書類選考
二次選考:訪問査定で担当者を最終選考

1.机上査定で書類選考

まずは机上査定を一次選考と位置付けます。

机上査定ではメールや電話のやり取り、送付されてくる査定書の内容によって、不動産会社や担当者の「印象の良さ」「能力の高さ」を査定します。

例えば、各会社が提出してきた査定価格や査定書の質を一つの判断基準とし、選考を行ってみましょう。もしこの時に相場を逸脱している査定金額(高額な査定金額または極端に安い査定金額)を算出してきた会社は、この時点で選考から落とされた方が良いと思います。

続いて、この書類選考に通過した会社のみ訪問査定を依頼し、実際に担当者と会って査定をしていきます。

2.訪問査定で最終審査

訪問査定=最終審査に進めるのは、2~3社程度が選考作業もしやすくてオススメです。

訪問査定の場で見るべきは、待ち合わせ時間を守っていたか、担当者の身なりや話し方、査定価格の根拠の示し方や担当者が過去に仲介した実績などです。主に、机上査定では分からない「人となり」や「知識の深さ」を重点的に査定しましょう。

これから決して短くない期間、協力し、満足いく売却を共に目指すパートナーを選ぶ作業となります。十分に比較検討し、悩まれて、不動産会社や担当者を査定してみてください。

訪問査定で見るべき担当者の素質

次に訪問査定で見るべき担当者の素質について言及していきます。

わかりやすい説明ができるか

不動産の担当者に求められることとして、不動産の知識はもちろん税金や相続等の多岐にわたる知識が挙げられます。

しかし、担当者は不動産売却する当事者ではありません。そのため、その知識をわかりやすく説明する能力も重要となります。

口が上手いとはまた別の素質になります。わかりやすい説明をする上で重要なのは、相手への配慮です。不動産を売買する多くの方は、初めての方や経験が少ない方のため、相手の視点に立って「わからない人がわかる説明」ができなければなりません。

売主様に対してわかりやすい説明ができない担当者は、購入希望者に対しても物件の良さを伝えたり、不安を解消するためのわかりやすい説明はできないと思います。

見た目も大事

人は見た目が9割と言われますが、担当者についても見た目を重視してみてください。

担当者が初めて売主様のご自宅にお伺いし査定をさせて頂く局面は、私たちにとっても非常に重要場面となります。身なりも当然、整えて伺います。

にもかかわらず、スーツがヨレヨレだったり、タバコ臭かったり、靴下に穴が開いていたり、髪型が奇抜だったり、、、という担当者が来た場合は、もうそこで選考落ちの判断をしてもいいと思います。

担当者はこれから何度も家に上げ、連絡も密に取り合う関係性となります。売主様が「不快」だと思われる見た目は、購入検討者様から見ても「不快」となります。大事な資産を任せる担当者ですから、印象の良さをまず前提として選ばれた方が良い思います。

こんな担当者にはご注意を!

顧客の要望を聞かない

基本的に、営業担当者の多くは押しの強さがあります。売主様を先導させていただき、購入検討者様に判断をして頂くためには必要不可欠な要素なのですが、「顧客の要望を聞かない」担当者には要注意です。

担当者の役割はあくまで売主様や買主様の判断の手助けであり、自身の考えを矢継ぎ早に話すことではありません。担当者に求められるのはまず、「聞く力」になります。

嘘をつく

不動産売却において担当者に嘘を付かれてしまうと、不動産売却の結果に影響して参ります。

例えば、他の不動産会社から問い合わせがあった際に、お客様から申込みが入っていないのに申込みが入っていると嘘を伝えたり、売主様に対してもお客様から問い合わせが複数あるのに、全くないと嘘を伝え値段を変更したり等のことがあります。

このような嘘があると、不動産売却の結果(金額)に大きく影響し、最終的には売主様の損失となります。担当者が誠実さを持っているか見極めることが大事になります。

知ったかぶりをする

不動産は個別性の高いものであるため、必要とされる知識は多岐にわたります。ベテランの担当者であっても、全ての知識を網羅することはほぼ不可能です。

もちろん勉強不足は言語道断ですが、担当者でもすぐにはわかりかねる税制や法律の問題があると考えていただきたいと思います。

注意が必要なのは、知らないではなく「知ったかぶる」担当者です。例えば税制控除の質問に対して知ったかぶりをしてしまい、後々ご売却後に税制控除の適用条件を満たしていなかったとなれば税金が課税されることとなってしまい一大事となります。

即答できるだけの知識があれば申し分ありませんが、確かではない情報を伝えられるより、わからないことには「いつまでに確認します」と回答してもらった方がいいはずです。

知ったかぶったり、確証もなく安請け合いしたりするのではなく、できないものはできないと言い、わからないことは後日正確な回答を出してくる一種の「素直さ」は、担当者の大事な素質の一つとなります。

まとめ

不動産会社・担当者選びは、不動産売却の結果に直結するため、不動産売却において一番重要なポイントとなります。そのため、上記手順を参考にしていただき、売却を信頼してお任せできる不動産会社・担当者を探してみてください。

もし不動産会社選びや担当者選びに苦戦している方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。どの会社・担当者が良いの一緒に考えていきましょう。