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不動産屋の選び方「大手・中堅・零細企業どこがいい?徹底比較!」
不動産を売却される際にどこに依頼しようと考えますか。
昨今、不動産屋さんの数は、コンビニより多いと言われており、注意して歩いていると様々な場所で目に付きます。気になって調べたところ、国土交通省の発表によると北海道に本店所在地を置く不動産会社は、3,904社あるそうです。
実際には、支店がある会社もありますので、もっと数が多いことが分かります。ちなみに北海道は、全国で9番目に多い数字でした。(国道交通省不動産・建設経済局 不動産業課 不動産業指導室 参考資料参照)
話が逸れてしまいましたが、会社の規模(大手・中堅・零細企業)に分けて、それぞれの特徴を纏めましたので、不動産売却をする際にどこの会社に依頼するかの判断の手助けになれば幸いです。
目次
・ 不動産会社の種類
・ 大手の仲介会社
・ 中堅の仲介会社
・ 零細の仲介会社
・ まとめ
不動産会社の種類
前述したように、不動産会社は会社の規模によって大手・中堅・零細企業に分類されます。
【大手会社】
・大手という看板の安心感がある
・サービスが充実している
・営業マンは、当たりも少ないが外れも少ない印象
【中堅会社】
・購入や賃貸管理に力を入れている会社が多い
・売却は、特徴がない気が…
【零細企業】
・ダメな会社と良い会社が混在している
・アタリな会社や担当者は、レベルが高くすごい仕事ができる
・外れな会社も多く、注意が必要
それぞれの詳細な説明をさせて頂きます。
大手の仲介会社
大手の最大の強みは、ネームバリューによる「安心感」だと思います。社内に研修制度や契約書類のチェック体制等も整っているため、担当者のある程度の質を期待することができます。
仲介手数料の割引は期待できませんが、「建物保証」「設備保証」「バーチャルステージング」などの充実したサービスがあります。またインターネットによる集客も力を入れており、ネット広告が充実してるのが特徴です。
ただし、大手に任せるから絶対に安心という訳ではありません。
大手でも、昨今、話題になっている両手仲介を狙った囲い込みがあります。囲い込みの問題は、不動産業界全体の問題であり、大手でも宅建業法違反は数多くあるというのが事実です。
また、意外にも経験が浅い人が多いので、注意が必要です。
いくら研修制度があるといっても、実際に実務を行うとミスを多発し、お客様とトラブルになることも多いです。新人が担当したお客様からクレームが入り、上司や本社がクレーム処理を行っているという話も聞きます。
大手は、月々のノルマがあり、扱う物件の数が多いため、売れそうな不動産から積極的に販売をします。そのため、高値で売却を依頼すると販売活動がおろそかになり、後回しなんてことも。。。
また大手に在籍する優秀な社員は、他の会社にヘッドハンティングされるケースが多いです。優秀な人ほど独立する欲が強く、自身で会社を設立しています。
ネームバリューがあり、安心感のある大手に依頼される気持ちもよく分かりますが、本当に優秀な方を探すのであれば、大手より小さい会社が適していると言えるでしょう。
中堅の仲介会社
中堅の仲介会社は、賃貸もやりつつ売買もやるという会社が多い気がします。
中堅会社の多くは、基本的にフランチャイズに加盟している店舗が多く、売却に関してはこれと言ったサービスを打ち出していない印象です。
在籍している営業マンは、お金を稼ぎたいと志を持っている方が多く、コミッション制(歩合制)の人も在籍しています。歩合制は、売上や成果に応じて賃金が決まるため「ガツガツ」営業してくる人も多く、拒否反応を示すお客様がいるかもしれません。
また、営業マンの質もまちまちで、不動産の知識や経験が乏しい方が多いと思います。
しかし、大手程ではありませんが、ある程度資金力があるため、ホームページやネット広告に力を入れている会社も見られます。現地販売会や紙媒体による広告宣伝などに、力を入れてくれる可能性があります。
まとめると、中堅の仲介会社は大手のような充実したサービスがなく、零細会社のような特徴的なサービスも見られませんし、大手でご説明した「囲い込み」をされるリスクもあります。
利用されるのは、昔から付き合いが人や地域密着で賃貸・管理・売買を一括して任せたいといった人、ガツガツ引っ張っていって欲しいといった人ではないでしょうか。
零細の仲介会社
私が在籍するのは、ここになります。良いことも多く記載すると思いますが、許してください。(ただし本当のことしか書きません!)
零細企業は、担当者の質や各社のサービスにかなりバラつきがあります。ほとんどの会社は、ネームバリューがなく聞いたことがないような企業なので、どんな担当者がいるか不安になることもあると思います。
しかし、独立する実力がある人や新しいサービスを打ち出す人も多いため、優秀な担当者や売却力のある会社に巡り合える可能性があります。
たとえば、
・他社に真似できない販売手法で高く売却をするノウハウを持っており、販売力を磨いている会社。
・ウソが多い不動産業界の中で正直不動産のような、メリット・デメリットをちゃんと説明し、本当のことを言ってくれる正直な担当者。
・大手から独立し、大手という看板がない中で売り上げが5,000万円以上あるスーパー1人社長。
いかがでしょうか。会社の利益や自分の利益を最優先にしているサラリーマン感覚の営業マンにはない方々ばかりだと思います。
独立する方の多くは、自分自身のスキルアップや不動産業界の悪しき風習に疑問を持っている人・売上げはもちろん本当にお客さんのためを考えアドバイスをしたい方など、高い向上心を持っている人です。
担当者の「人柄」重視でしたら零細企業がお勧めです。
また、個性的なサービスを打ち出しているのも零細企業になります。大手や中堅といった看板がない零細企業にとって他社との差別化を測ることは、お客様に自社を最大限アピールできるポイントとなります。そのため、大手や他社ではやっていないサービスを打ち出している企業もあります。
ただし、そういった向上心がある会社や優秀な社員がいる零細企業ばかりではないのも確かです。不動産の知識や実績が乏しく、売却を依頼していても販売努力をせず、一向に買い手が決まらないこともあります。
そのため、零細企業については担当者や会社をしっかり「見極める」ことが大事になります。是非、ホームページを確認したり、一度会って話をして優秀な営業マンを見付けてみてください。
このひと手間をかけたくない・かける時間がない人は、大手に任された方が安心感があり、良いと思います。とても残念ですが…。
まとめ
大手・中堅・零細企業のそれぞれの特徴を紹介させていただきました。どこの不動産屋さんに売却の依頼をするか決める時の参考にしていただけると嬉しいです。
最後に、私は大手不動産会社で経験してきた知識や経験を活かし、大手には真似できない販売手法でお客様に寄り添う不動産売買を目指しております。取引後に菅井に「頼んで良かった」と言っていただけるよう日々、営業しております。
不動産売却を検討される際に大手のブランド力が最優先でなければ、私共のような零細企業の不動産仲介会社も選択肢の一つに入れてみていただければと思います。お問い合わせを心からお待ちしております。